Withコロナの時代がやって来た:Boss流のコンセプトから店頭までの流れ
2020年から突如全世界で広がった“新型コロナウイルス”の猛威。 外食はおろか、食後のコーヒーすらテイクアウトが主流になりましたが、ここで、ふと、「カップの蓋(フタ)」を手に取る時、なにか違和感を感じませんか?
数年前、Center for Advanced Design(CAD)チームは、この違和感の具現化に挑戦しました。
それは、タッチレス カップ蓋ディスペンサーを作ってみたらどうだろう、というものでした。
新型コロナウイルスのパンデミック以前は、よほどの細菌恐怖症の人以外、レストランや食料品店で他人がカップの蓋に触れたかどうかを気にする人はいませんでした。しかし、パンデミック以降、口に入れる可能性のあるものに人が触れることは、世界全体の懸念事項になりました。
そこで、かつては「存在しない問題の解決策」だったものが、考え方を根本から変える画期的な製品となったのです。これにより、レストランや料品店は顧客の安全を確保し、コップの蓋の無駄を減らして持続可能性への取り組みを支援できるようになりました。まさに、サステナブルな大発明でした。
パンデミックで誰もが在宅で仕事をしている中、では、どのようにして世界規模の製品を発売までこぎ着けたのでしょうか?
今回は、市場投下に至るまでの全ワークフローを7つの動画事例でご紹介し、CADチームが、画期的な新製品であるLID Bossの発売時に直面した試練と成功をご確認いただきましょう。